2021/12/17

【銀座】レトロな喫茶店と日本で最初のインドカレーを味わう

 銀座と言うとおしゃれで高級なイメージがあるかもしれませんが、実はそうでもないお店もたくさんあります。今回はお手頃な価格で楽しめる銀座のレトロな喫茶店と、日本で最初のインド料理店と言われるお店を紹介します。



日本で最初のインド料理店


東銀座駅のすぐ近くにあるナイルレストラン。
このお店が日本で最初のインド料理店だと言われています。

開店したのは1949年のこと。
まだまだ洋食ですら特別だった時代。しかも終戦から4年しか経っていないので、
生活は苦しかった時代だと思います。



ナイルレストランの外観
こぢんまりとした外観ですが、店内には2階もあるのでそこそこの人数が入れます。
お昼時は行列ができることもあるので、時間をずらした方がよさそう。
ご主人のナイルさんが笑顔で迎えてくれます。


これがナイルレストラン名物のムルギーランチ
ムルギーランチという名前だけど、夜でも注文できます。


お店の方が骨付き鶏から骨を取り除いてくれます


まじぇまじぇして食べてね
言われた通りに混ぜて食べます。
カレーを混ぜて食べるのはちょっと下品かな?と思ったのですが、お店の方が混ぜて食べてねと言うので遠慮なく混ぜました。
辛さは控えめですが、爽やかなスパイスの香りと辛さ、ほろほろ崩れる鶏肉の旨味、ペースト状になったじゃがいもの甘みなどがバランスよくマッチしています。確かにこれは混ぜて完成なんだなと思いました。

ムルギーランチは1500円です。
皆さんも日本初のインド料理店の味を楽しんでみてください。

レトロな喫茶店でひと休み


さて、食後はコーヒーでも飲みたいですね。あるいは銀座を歩き疲れて休憩したい。
そんなときにおすすめなのが喫茶ミモザです。

昭和の香りが漂う入口
お店に入ると、二人のマダムがいらっしゃいませと迎えてくれます。姉妹でこのお店をやっているのだとか。



コーヒー 350円
店内の写真がなくてすみません。
店内も外観同様昭和の雰囲気です。暖色系の照明が落ち着きます。
そしてコーヒーが350円とはなかなか安い。銀座の外れとは言え、安さにビックリする。もちろん味が悪いなんて事もありません。

ちなみに店内は都内では珍しく喫煙可です。

ハムサンド 520円(手前)
玉子サンド 520円(奥)

これは別の日に訪れたときに頼んだサンドイッチです。
友人と小腹が空いたのでそれぞれサンドイッチを頼んだのですが、冷蔵庫からたくさんの食パンと具材を取り出してマダムがせっせと作っている光景を眺めました。
しかし一体どれだけ作っているんだろう。喫茶店のサンドイッチって2,3切れくらいのはずでは???と思っていたら、大きな皿に盛られてやってきました。

味の方は特別うまいと言うこともないのですが、家庭的なサンドイッチという感じでマヨネーズが利いています。このお店の穏やかな雰囲気もあってとても良いものになっています。

サンドイッチを食べ終えてお店を出るときにマダムが、コロナが流行っているからお気を付けてと笑顔で見送ってくれた。とても落ち着いた感じで、銀座のマダムなんだなと思いました。


店内には絵画が。
暖色系の照明もすてき。


こちらはそろそろ暑くなり始めた5月初めに訪れたときのもの。
大きな容器にシロップとクリームが入っています。

このようなお店もいつまでも続いて欲しいですが、高齢の方が運営していることも多いので、行くなら早めに巡った方がいいのかもしれません。幸い都内にはまだレトロな喫茶店がたくさんあります。

皆さんもぜひ、銀座でゆっくりしたいなと思ったら喫茶ミモザへどうぞ。癒されます。


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